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confuoco Dalnara

10%、Butterfly Effect

途中から少し見たドキュメンタリー番組で
10%解決法というのを聞いた。
アメリカの一部の地域で採用している
'problem solving using mapping'
というものだ。
レポートはまだ読み終わっていない。
Spelman and Eck (1989) observe that about 60 percent of crime occurs in 10 percent of the places,
10 percent of offenders account for about 50 percent of offenses,
and 10 percent of victimized people are involved in about 40 percent of the crimes.
These repeat address incidents dominate police work.
Identifying where crime concentrates is a logical application of spatial analysis techniques to crime mapping.
('Problem Solving using Crime Mapping: Concentration and Context'
Kennedy, Poulsen and Hodgson)

マッピング(地図作り)でどの地域に犯罪が集中しているかわかるようにしている。
犯罪の60%が10%の地域に集中しており、
10%の犯罪者が犯罪全体の50%に関与し
10%の被害者が犯罪全体の40%の被害者だった、
という統計データから
まずは10%の地域の犯罪に集中して徹底してなくしていく、という解決法だそうだ。

車上荒らしがまた別の犯罪を誘発する、
といった因果関係の研究についても聞いたことがある。
mapping手法と連携して実施されているのは
車上荒らし(~初期値)が誘引する
より重い犯罪を防ぐためにまずは車上荒らしを厳しく取り締まるという。
バタフライ効果が思い浮かんだ。

本来の「バタフライ効果」は
「北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起こる」というもの。
初期値の小さな誤差によって、時間がたつほどに結果が予測不可能になるというカオス理論のひとつ。
カオス理論ではないが、車上荒らしが北京の蝶で、
その羽ばたきが劇的に変化した嵐が犯罪に思えた。

ナビ・ヒョカ(=バタフライ効果)というバンドが韓国にいるらしい。
どんなふうにchaoticでコップの中の嵐?(^-^*)みたいな音楽なのか聴いて見たい気もする。

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